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いちばん大切な人

出会った頃は、お互いに「相手のために、自分に何が出来るだろう」と相手の喜ぶ姿に自分の喜びや生き甲斐を見出そうとする。それは、相手に気に入られたいからという下心もさることながら、やはり純粋に相手を尊重し、相手のためを想う気持ちが強いからだと思う。

でも、付き合いが長くなったり、一緒に暮らしてから何年も経ってくると、出会った頃の想いがぼんやりと曇ってくるようだ。「自分のために、何もしてくれない」とか「わかってくれない」など、次第に自分のための要望が増えてくる。

お互いの距離が縮まると遠慮なく要望を伝えることが出来る関係になってくるが、一方で我を抑えられなくなるという側面も現れる。

けれど、どんなに親しい間柄であっても、相手は相手であり、自分の部品ではない。もちろん自分の所有物でもなく、支配できるものではない。個性を持つかけがえのない存在なんだ。

親しい間柄であればあるほど、相手を尊重し、相手のために何が出来るかを考えたい。


最も小さい単位といえる「個人同士」という組織を大切に出来なければ、もっと大きな単位となる社会的な組織を大切にすることが出来ないんじゃないかな。だから、まずは、一番近くにいる人を、大切にしなきゃ。