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走りながら考える

走り初めは、いつものコースを1時間ほど。明るい陽射しに包まれて、ゆっくり走った。市民ランナーをあちこちで見かける。同じ風にお正月休みをのんびりワークアウトで過ごそうという趣向だろう。気持ちのいい年明けだ。


久しぶりに走ったので最初は体が重かったが、走り始めてから15分も経つと温まってくる。そして30分後には体も気分も軽くなり、どこまででも走れそうな感覚がやってくる。この辺りから快感ホルモンが出始めるのだと確信する。


昔から哲学者や作家たちが思索する時には森や山道などを散策すると言われる。たしかに歩いているとさまざまな想いが頭の中を巡ってくる。いきなりアイデアも湧いてきたりする。それらの素材を積んだり崩したりして思考を組み立てる作業には向いているのかも知れない。

それと同様に、ゆっくり走るという反復運動も思索を深める際に向いていると感じる。特に走り始めてから30分過ぎてからの思考は、雑念が取り去られ、かなりスッキリと組み立てられるのだ。

もちろん、歩く時と比べると走る時は体力の消耗が激しいので、純粋に思索に集中出来る時間は短くなってしまう。それでも、頭の中を整理整頓したくなったら、試しに1時間ほど走ってみることをお奨めする。


足腰を鍛えること、体力づくり、持久力を鍛えることなど、走ることの効能は多々あるが、体も、頭の中をも血行を良くして、思索を深めるという効果も期待できるんだと、最近発見したばかりなので、走ることにますますやみつきになっている昨今なのだった。