大人と子どもの境界線

ゆるキャラが大活躍している。あの存在は決して子ども向けだけではなく、大人たちの心もしっかり癒してくれている。
アニメや漫画もそうだ。昔は子ども向けとして始まったものが、今ではれっきとした日本を代表する文化として存在している。
AKB48はどうだろう。大きなリボンなどの髪飾りをつけて、ミニスカートやフリルのついた衣装をつけた彼女たちは多くが20歳を越えた大人たちだ。
他にもあるのだろうか。昔は子どものものだとされていた文化が、今は大人の趣味としてバージョンアップしているもの。
反対に、大人の持ち物だった携帯電話を、子どもたちも持って使いこなしている。子どもたちにも大人と同じだけの情報や刺激が与えられつつある。大人と子どもの境界線が曖昧になっているようだ。
もちろん、子どもだからとか大人だからと区別することが必ずしも正しいとは限らないけど、子どもでいる間にはフィルターで覆って守らなければいけない部分もあるのではないだろうか。
情報が氾濫する社会の中で、子どもたちを守るだけの余裕を、大人は持つ必要ある。
とはいえ、大人だって人間だから、どこかに癒しを求めなければやっていけないような社会なんだものね。現代を生きていると、しんどいことも多いから。