読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

家族の姿

NHK金曜日の夜10時からのドラマ10シリーズで、井上由美子脚本の「お母さん、娘をやめていいですか」が放送された。第1回目から引き込まれ、最終回までしっかり観た。とても興味深い題材だったから。 わたしの子育て時代に、娘が通う保育所から配られた冊子…

同質の原理

同質の原理とは、心理学者のアルトシューラーが提唱し、音楽療法などで使用される言葉であるが、例えばクライアントが沈んだ気分である時には、無理やり明るい音楽を聴かせるのではなく、クライアントのムードと同じ沈んだ穏やかな音楽が効果的だという考え…

足るを知る

足るを知るという言葉がある。 出典は「老子」で「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り」の一節だ。満足することを知っている者は心が豊かであり、努力している者は意志があるという意味である。老子の時代から人間の欲望にはきりがなかったのか。分相…

非科学的なもの

非科学的なことは、あまり気にしないようにしている。とはいえ、風水でお金が貯まる財布の色とか、玄関を風通しよくすると良いなどと聞いてくると、即実践する。どっちやねん!やはり、少しは気になる。 朝の占いで「今日のランキング12位!」とかに該当する…

嫌な人は嫌

例えば嘘をつく人は嫌だなあと思っていても、世の中から嘘つきがいなくなることはない。自分も含めて、程度の差はあれ、嘘を全くつかない人なんていないんだから。 。。。という問題について話したいのではなくて今回のテーマは「嫌な人」について。 例えば…

尊敬できる人との出会い

清少納言は中宮定子に仕えていたことを誇りに思い、その想いや情景を「枕草子」に綴っている。中宮定子は随分年下だったということだが、清少納言は心より中宮を尊敬し、彼女に仕えることを名誉に感じていたようだ。そんな上司に出会えた清少納言は、本当に…

指定管理制度について

指定管理制度という制度がある。 公立施設の管理・運営を民間の団体などに管理委託するもので、地方自治法の改正により2003年から施行された。経費節減を意図した公設民営の一環とも言われている。 水族館や文化施設、公民館など多くの施設で適用され、民間…

お金のはなし

予算を立てる時に「食費にこれだけ必要、衣服費にこれだけ必要。。。だから全部でこれだけあれば生きていける」という考え方と、反対に「自分が使えるお金がこれだけあるから、鞄が買えるし、帽子も買える。。。」という考え方がある。 今ある資金でやってい…

人工知能もよく頑張っている

iPhoneの「写真」にある顔認証の機能が凄すぎる。多大な画像ファイルの中から「顔」で分類される「同じ人物」を選び出してまとめてくれる。スライドショーで音楽と共に流れると、ちょっとした思い出の写真帖になる。 感心するのは子どもの写真。3歳になる男…

春はあけぼの

清少納言は、歯に衣着せず、思ったことは何でも言ってしまう(書いてしまう)タイプの女性だったようだ。かの名作「枕草子」を読んでいると、興ざめなものをあげつらったり、腹立たしいことをリストアップしたり、人の悪口を言ったりと、辛辣に述べている。 …

おてほん

ぽっちゃりタイプの友達がいる。いや、正確には、ぽっちゃりタイプの友達が「いた」。 彼女が最近ほっそりと痩せ始めたのだ。血色が悪い訳でもなく、あきらかにダイエットに成功しているようだ。本人に「痩せた?」と聞いても「いえいえ。まだまだ」と謙遜し…

ニュースの多いバレンタインデー

今日は大きなニュースが多かった。 トップニュースになったのは、東芝の決算発表延期と会長の辞任。アメリカでの原発建設で抱えた7125億円の巨額損失額が原因だという。この損失の補填についてのアイディアは、今のところないという茫然たる状況だという。 …

自分の評価

いい人と見られたいという気持ちは、誰にでもある。他人からの評価は誰だって気になる。 子どもの頃、大人から過度に注目され、常に評価の対象にあった子どもは、四六時中評価されることを意識しながら育ったわけだから、人の顔色が気になって仕方がないとい…

取るに足らない悩み

あるひとつの、取るに足らない悩みから解放されるためには、それとは別の取るに足らない悩みを抱えればいい。でも、それだと「悩み」という抽象的な枠からは解放され得ない。ならば、せめて「自分の悩み」というエリアから追い出すことを考える。 例えば友人…

理解し合えたなら

紛争や戦争のために自国では暮らせなくなった人達が、一縷の望みを抱いて国を出る。そして難民となる。 いま、アメリカ大統領が憲法違反の危険を冒してまでも移民を受け入れない政策を進めようとして、物議を醸し出している。それに対して世界中から批難が集…

元気を取り戻す件

疲れている時の思考は、どうしても前向きになれなくて、ついついネガティヴに片寄ってしまう。だから、疲れている時は重要なことを決めない方がいい。 心身ともに元気な時であれば、何か嫌な流れを感じたとしても、これをどうすれば楽しい展開にもっていける…

覚えられない人

記憶力が低下する健忘症と似ているが、少しタイプの違う「記銘力障害」というものがあるようだ。物忘れする以前に、覚えられなくなるらしい。 それは新しく体験したことを覚えておくことができなくなる障害のことで、記銘力低下ともいう。重症になると数秒あ…

読む力

かつては、自分が書いた文章を不特定多数の人を対象に公開することは、限られた専門家に与えられた特権だった。それが現代では、パソコンやスマホを使って誰でも簡単に公開出来るようになった。 そもそも文章を公開するのに資格や権利なんか必要ない。誰にで…

捨て去る時

普通に生活していると、不要な物がどんどん溜まる。衣類、食器、本、紙類、プレゼント類など。 気に入っていた服なのに、サイズが合わなくなってしまいクローゼットの隅にしまったままになっている。いつか自分の体が当時のサイズに戻るかも知れないと、ほの…

大人と子どもの境界線

ゆるキャラが大活躍している。あの存在は決して子ども向けだけではなく、大人たちの心もしっかり癒してくれている。 アニメや漫画もそうだ。昔は子ども向けとして始まったものが、今ではれっきとした日本を代表する文化として存在している。 AKB48はどうだろ…

超美味しかった恵方巻

ところで、今朝はギリギリまで寝ていたため、紅茶だけかろうじて流し込み、朝食を食べないまま家を出た。こういう朝は、たまにある。空腹でフラつきながら午前を過ごして、昼休憩を待った。12時。今日は天気も良いので少し歩こうと考え、職場から10分ほどの…

通信という手段について

今みたいに全員が携帯電話かスマホを持っていて、いつでもどこからでも誰とでも通信できる時代になるなんて、想像もできなかった頃。世の中は、もっとゆっくり動いていた。好きな人が遠く離れて暮らしている場合、連絡手段はもっぱら手紙だった。一旦書いた…

アメリカン・ドリーム

自由の国アメリカ。大きな夢をもってその地を訪れている日本人は多いことだろう。日本人に限らずアメリカには世界中から多くの人々が集まり、人種のるつぼとなっている。かなり昔ロサンゼルスを旅していた時、金髪が美しい女性から道を訪ねられたので驚いた…

時を重ねることについて

日曜日、ある区民センターでアマチュア音楽家の発表会コンサートが開催された。友達が出演するので、応援に行って来た。幼いピアニストや、ママさんコーラスグループ、ハモニカ独奏など、バラエティに富んだジャンルの発表が続く中、トリをつとめた方は89歳…

何のために働くのか

何のために働くのか。ただ、労働の対価として報酬を得るためにだけ働いているのか、それとも労働の中にやり甲斐や生き甲斐を求めているのか。後者の場合、やり甲斐を感じているうちはいいけど、感じられなくなったら続けることが難しくなるのか。人の欲求に…

難破船

方向の定まらない船にたった一人乗って、大きく揺れている状況って、どんな感じなんだろう。自分の向いている方角が正しいのかどうかわからない。もちろん誰も教えてくれない。情報は一切入って来ない。ただただ、上に下に、右に左に大きく揺れ続けている。…

肯定の連鎖

他を否定することによって自分を正当化するのは、コミュニケーションの技法の一つなのだろう。が、そのやり取りの目的地は一体どこにあるのだろうか。スーパーマーケットでリンゴを選ぶ時、形がいびつであるとか、赤味にムラがあるとか、そんなマイナス部分…

空を見上げて

「今日は、とてもいいことがありました」と、大学を卒業したばかりで採用された男子がわたしに言った。「すごくきれいな夕日を見たんです」と。それが嬉しくて、誰かに伝えたくなったのだとか。以前の職場での話である。また、別の日には、帰宅して夕食を作…

つぶやきの行方

トランプ大統領は、就任前からツイッターに思いを書き込んで、その内容に大企業やマスコミが振り回されている。SNSは思いついたら即刻書き込んで発信できるという点でお手軽に自己主張できるツールである。でも、お手軽である反面、相手の想いや立場や事情に…

美味しい料理と美味しいワイン

この頃、食事会の時などに、ワインを飲むようになった。以前は飲むと言えばもっぱらビール専門だったけど、あるワインの専門店に行ってから、ワインに魅せられてしまった。飲み方も変わった。以前はとにかくガブガブと流し込んでいるように飲んでいた。沢山…

経験という財産

経験は財産になる。たとえ上達しなくても、前に進めなくても、失敗したとしても、繰り返して経験した事実は財産となり、根拠となり得ると思う。だから、やっても無駄だなんて思わないで、いっぱい経験した方がいい。経験値の高い人は、経験上のさまざまな角…

ピアノのこと

昔むかし、ピアノを弾いていた。音楽学生だったわたしは、実家を離れ、大学の近くに狭いアパートを借りて住んでいたので、部屋には楽器も置けず、ピアノの練習はもっぱら大学の練習室で行なっていた。練習室は建物の2階と3階を陣取っていて、アップライトピ…

聞くことが出来る人

「聞くことが出来る人」というと、傾聴であったり、能動的な聴き方をイメージしがちだが、いわゆる聴き方ではなくて、そもそもわからないことを誰かに訊ねるという意味での「聞く」という行為そのものが出来ない人が、意外に多いんじゃないかと、最近そう思…

お気に入りの場所

図書館の建物の中にある喫茶店でランチした。サンドイッチとコーヒー。そこは一人で過ごす客が多くて、それぞれに何か書物と向き合いながら食事やお茶を楽しんでいる。静かで、ゆったりリラックス出来る空間だ。仕事の忙しさや、日常の喧騒が別世界みたいに…

ダンサーのたまごたち

アマチュアダンサーによるコンテンポラリーダンスのステージを鑑賞した。8月から練習を重ね、プロの振付師による振り付けでステージを作り観客に披露する。テンポの早い進行で、あっという間に60分が終わった。同席の誰かも言っていたが、もっと観ていたくな…

書生節

先日「書生節」を聴いた。書生とは、紺の着物にヨレヨレの袴、裸足に下駄履き、破れた角帽を斜めに被り、黄ばんだ兵隊シャツが袖やら襟から見え隠れする。。。といういでたちの、明治大正頃の学生を指す。文明開化で西洋の文化が入ってくるようになり、その…

文化を繋ぐ

クラシック音楽で古典派からロマン派へと時代を繋ぎ、発展させたのはベートーヴェンだったと言われるが、モーツァルトが交響曲を書いていなければ、ベートーヴェンの交響曲は今のように発展しなかったと言われる。ベートーヴェンの初期の交響曲は、あきらか…

愛を伝える術

「子どもに愛が伝わっていますか」という近藤千恵さん著の本を読んで、受容することの意味がようやくわかった気になった。アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン氏が提唱する「親業」について説明する本である。親になることを「業」と捉え、どんなに子ど…

感情のコントロール

ヒトのの体には自分でコントロールできる随意筋と、コントロールできない不随意筋がある。例えばモノを持ち上げる時の手の筋肉は随意筋であり、内臓など自律神経系の管理下にあるのが不随意筋である。が、随意筋であるはずの腕の筋肉でも、痙攣を起こしたり…

本業以外の仕事について

「歌姫」とも呼ばれていた、ある女性歌手が、数年前に自らのラジオ番組で問題発言をしてしまってから、しばらく活動を自粛していた。発言はたしかに軽率であり、直後に謝罪会見をしたものの、信頼を取り戻せるのは難しかった。けれど、彼女の本業は歌手であ…

走りながら考える

走り初めは、いつものコースを1時間ほど。明るい陽射しに包まれて、ゆっくり走った。市民ランナーをあちこちで見かける。同じ風にお正月休みをのんびりワークアウトで過ごそうという趣向だろう。気持ちのいい年明けだ。久しぶりに走ったので最初は体が重かっ…

知らなかったことを知ること

「勉強嫌い」と口にする子どもたちは多い。彼らは、本当に勉強が嫌いなんだろうか。そもそも「勉強」とは、何を意味するのか。本来、子どもは好奇心に溢れている。生まれて間もない赤ちゃんの頃から、動くものや音の出るものに興味を示し、触れようとしたり…

人生の目的地

朝のバスに乗った。ある停留所に停まった時、約20名ほどの高齢者が乗っていらした。近隣の施設で何か会合があったのだろうか。若干高揚した雰囲気で、機嫌よくおしゃべりされていた。皆さんとても仲良く、お友達のために席を取り置きしておいたり、譲り合っ…

仕事とライフワーク

デキる人には、次から次へと仕事がやって来る。だから、どんどん仕事が増えるのは、「出来る人」という評価を得ているのと同じという考え方がある。仕事を沢山抱えていることがよいことであるかのような考え方だ。高度経済成長の時期とか団塊世代の価値観だ…

村上春樹さんから学ぶ感情の連鎖について

村上春樹さんは、小説家として「書く」ことを楽しんでいらっしゃる。だから読んでる私たちにもそれが伝わってきて、なんだか楽しくなってしまう。エッセイを読むと、毎日ランニングをしているとか、時間を決めて5時間書くことにしているとか、規則正しくもス…

アートと安全について

今年11月に神宮外苑で開催されたTOKYO DESIGN WEEKという現代アート作品の展示会場で、木製のジャングルジムが燃え上がり、中にいた5歳の男の子が亡くなった。作品の素材として使用されていたオガクズが白熱灯の熱によって燃えてしまったのだという。アート…

長く、ゆっくり、遠くまで

ほんの3年前まで、5キロ以上の距離を走ったことがなかった。マラソン大会といっても、ユニセフカップなどに設けられたファミリー3キロの部に出場し、子どもたちと一緒に楽しく走っていた程度だった。それが、一昨年、友人から「神戸マラソン出て見ない?クォ…

子どもたちに本物の作品を

子どもたちには、出来る限り本物を提供したい。ほんの少し、短い瞬間でもいいから、本物の芸術文化に触れて欲しい。劇団KIOによる児童演劇「卵をとるのはだあれ」が神戸市中央区の区民センターで開催された。築40年を超え、レトロな雰囲気を醸し出す同センタ…

いちばん大切な人

出会った頃は、お互いに「相手のために、自分に何が出来るだろう」と相手の喜ぶ姿に自分の喜びや生き甲斐を見出そうとする。それは、相手に気に入られたいからという下心もさることながら、やはり純粋に相手を尊重し、相手のためを想う気持ちが強いからだと…

神様を意識する季節

毎年この時期になると、ヘンデルの「メサイア」が聴きたくなる。この時期だけクリスチャンになって、神様について考えてみたりする。この時期以外に神様のことを思い出すのは、困ったときとか。あと、いろんなことが上手く運んだとき。神様って、ちゃんと見…